アメリカでの個人同士のお金のやり取りは Venmo が主流ですが、アメリカに長くいると同じような機能を備えた Cash App というアプリを使ったこともあるのではないでしょうか? 実は Cash App(公式サイト)ではデビットカードが作れ、それで利用可能になるブーストキャッシュバック機能が以外に使えるので紹介します。
Cash App 開発元のCEOはツイッター創設者
Cash App は、Block, Inc.が開発していて、その会社のCEOはツイッターの創設者で元CEOのJack Dorseyです。Jack DorseyはBitcoinに強い関心があり、Block, Inc.のサービスも仮想通貨関連のものが結構ありますが、元々は決済サービスを展開している会社で、Cash App はユーザー同士(いわゆるP2P)が送金できるモバイル決済サービスです。
Cash App自体はいろいろできる
今回紹介する機能はデビットカードなので、”Spend” カテゴリーに入ると思いますが、それ以外にも銀行としても使えるし、投資もできちゃいます。あと、元々のサービスであるユーザー間のお金のやり取りも無料でできます。最近はビットコインも買えるようになりました。
私の場合は、ほぼデビットカードの機能しか使いませんが、たまに、友達と割り勘したときに Cash App で建て替えたお金を受け取ることもあります。バランスをCash Appに置いておいてもメリットはないので、少額残しておくか、100ドル以上溜まっているのであれば、すぐにリンクしてあるメインの銀行口座に送るようにしています。
お得なブーストキャッシュバック
Cash Appでデビットカードを作ると、ブースト(Boost)という機能が使えるようになります。
使い方は簡単で デビットカードの画面から “Add Boost”をクリックする。そうすると、利用できるBoostの一覧が出てきます。無料のデビットカードでありながら、 lyftやUber Easts、Shake Shackで割引がもらえるのはいいですね。
一回に利用できるBoostは1個のみで、それぞれ有効期限や最低金額、最高金額、利用頻度などで異なった条件があります。また、これらのBoostは入れ替えが激しいものもあるので、昨日まであったBoostが今日はないみたいなこともあるので注意してください。
個人的には、MARTAやShake ShackにBoostを使用してCash Appのデビットカードを使用しています。MARTAはアトランタのローカル電車で片道どこまで行っても$2.50なので、旅行で空港に行くときに使っています。$1の割引ですが、$2.50が$1.50になるのはうれしいです。あと、Shake Shackは 15%の割引という割引率の高さがいいですね。なので、Amex Goldで毎回買っている$10のギフトカードがなくなってきたら、Cash Appを利用しています。
Cash Appのブーストのいいところはキャッシュバックが瞬時に来ること。予め選んだBoostの条件を満たす購入をすると、すぐにお金が口座に入ります。支払い金額はBoost前の値段なのですが、実際に払うとBoostが適用された金額がチャージされるといったイメージです。
ブーストキャッシュバックは時期や地域、ユーザーごとに多少の変化があるらしいです。例えば、私のアカウントに表示されるBoostと妻のアカウントに表示されるBoostが違うことも何度もあります。
しかし、Cash App は無料でアプリ内ですぐに作れる手軽さと特定のシチュエーションで使えるブースト機能があるので、私は気に入っています。