持っているだけで最上級会員になれる Hilton Aspire Card

みなさんはどのホテルチェーンによく泊まりますか?もしそれが Hilton 系のホテルだったら、Hilton Honors American Express Aspire Card がおすすめです。このクレジットカード年間 $450もの費用がかかりますが、Hilton をよく使う人だったら年間費以上の価値が得られます。今回はこのHiltonブランド系の最上級クレジットカードHilton Honors American Express Aspire Card を解説していきます。
Hilton系列のホテルブランド一覧。どのホテルブランドに泊まったことがありますか?
Hilton を始め、Hampton InnやDouble Tree、Conrad、Waldorf Astoria などのHilton系列のホテルをよく使う場合、Hilton Honors American Express Aspire Cardは持っておきたいカードの1つです。また、Hilton系のホテルは普段使わないという人でも、場合によっては1回の旅行で年間費分のリターンが得られるので、旅行をよくする人はこのカードを持っておくといいかもしれません。

持っているだけでHilton の最上級会委員になれる

この Hilton Aspire Card の最大の魅力は、持っているだけで Hilton の最上級会員である Diamond になれることです。一般的にホテルチェーンの会員ステータスを得るためには、1年間の間に特定の日数ホテルに泊まったり、ホテルブランドのクレジットカードを一定量使用することが必要です。Hiltonの公式ページでも最上級会員である Diamond になるためには、年間宿泊回数30回、宿泊日数60日、または、120,000のベースポイントが必要と書かれています。
通常Diamond 会員になるためには、年間宿泊回数30回、宿泊日数60日、または、120,000のベースポイントが必要
Hilton Diamond 会員になる条件は他のMarriottやIHG、Hyattの最上級会会員の取得条件と比較しても大体同じようなものです。しかし、Hilton Aspire Card を持っているだけで、Hiltonに一泊もしなくてもDiamond 会員になれてしまいます。特定のクレジットカードを持っているとある程度のホテルステータスがもらえるものもありますが、最上級会会員ステータスが持っているだけでもらえるのはこのHilton Aspire Cardだけです。

Hilton Diamondステータスの魅力は無料朝食とラウンジアクセス

Hiltonのロイヤルティープログラムは Hyatt や Marriott・SPG などに比べると見劣りしますが、Diamond 会員には様々な特典があります。中でも実際に泊まるときにうれしいのが朝食の無料サービスとラウンジアクセスです。 Hampton Innなどの割安なホテルに泊まる場合、朝食は無料で付いてくることがよくありますが、Conrad、Waldorf Astoria などの高級ホテルになると朝食は別途お金がかかるのがほとんどです。また、ホテルが高級だと朝食の値段もばかになりません。メニューを見る前に注がれるコーヒーやオレンジジュースですでに$10ということも珍しくはありません。普通に食べても一人$20から$40することが多いので、ホテルでの朝食が無料になるのはうれしいですね。
HILTON SAN FRANCISCO FINANCIAL DISTRICTのExecutive Loungeです。ここには限られた人しかアクセスできません。
また、場所によってはホテルの中に限られた人しか入れないラウンジがあるところもあります。例えば、HILTON SAN FRANCISCO FINANCIAL DISTRICTもその1つです。ホテル内にExecutive Loungeがあって、そこには追加料金を払ってExecutive Roomに宿泊している人とDiamond会員しかアクセスできません。しかし、Hilton Aspire Cardを持っていればDiamond会員になれるので、一番安い部屋に泊まってもExecutive Loungeにアクセスできます。 ラウンジは場所にもよるのですが、ホテルの最上階に位置していて、日中はコーヒーや簡単な食べ物やスナックが無料で食べれて、夕飯の前にHappy Hourみたいなものがあって、簡単なオードブルと飲み物が飲めるところが多いです。また、日中はだいたい空いているので、静かな環境で仕事に専念することもできます。 あとは他のプログラムに比べると改善点もありますが、部屋の無料アップグレードもうれしいです。特にDiamond会員が少ないアジアの地域で泊まるとアップグレードのチャンスが高まります。

年間費はresort creditとAirline incidentals creditでタダ同然

Hilton Aspire Cardの年間費は$450で、プレミアムカードの部類でも年間費は高い部類に入ります。しかし、Hilton Aspire Cardには毎年$250の resort credit とAirline incidentals creditが$250付いてくるので、両方を年間で使い切れば$500になるので、$450の年間費はタダ同然になります。
Florida の Key West にある Casa Marina, A Waldorf Astoria Resort もこのクレジットが使えるリゾートの1つです。
まず、$250の resort credit ですが、これは200以上の Hilton resorts で使えるクレジットで、部屋代から食事代までホテルに支払う費用のほとんどのものに適用できます。適用される範囲がとても広いので、このクレジットが適用されるホテルに泊まればすぐに$250のクレジットを使い切ることができます。 毎年もらえるのは resort credit だけではありません。Airline incidentals creditも年間$250もらえます。このクレジットは本来、荷物の手数料や、ラウンジ料金、座席指定費用などの追加料金を払い戻すものですが、航空会社のギフトカードにも使うことができます。

このAirline incidentals creditをギフトカードに替える解説記事に興味はありますか?
このresort creditとAirline incidentals creditをうまく使えば1回の旅行で年間費$450以上のリターンが得られます。例えば、Airline incidentals creditの$250をギフトカードに換えます。そのギフトカードを使って次の目的地までの航空券の支払いに使います。そして、旅行先でHiltonのresort credit が使えるホテルに泊まって、$250のresort creditを使い切れば、$500分のリターンをたった1回の旅行で得られます。

2年目からは無料宿泊券も付いてくる

まだあります。2年目以降は、週末に Hilton に1泊できる weekend night reward が毎年もらえます。これは、上で説明したresort creditとAirline incidentals creditに加えてもらえるものです。また年間で年間$60,000を使うことで、追加でもう1つ weekend night reward がもらえます。
ヒルトンの高級ブランドWaldorf Astoria Chicagoに週末泊まって、ゆっくり高級ホテルで時間を過ごすのはどうですか?
この無料宿泊券は、週末に限られますが、ほぼすべての Hilton ホテルで使えるので使い勝手がよく、高いホテルでも無料で宿泊することができます。(例外でこの weekend night reward が使えないホテルがいくつかありますが、そのリストはここから確認できます。)

サインアップボーナスもなかなか

さらに、2018年12月2日の時点では、150,000 Hilton Honors points のサインアップボーナスがあり、最初の3ヶ月で$4,000以上使うともらえます。私は1 Hilton pointを 0.6 cent と換算しているので、150,000 Hilton Honors pointsは約$900の価値があります。

まとめ

このように様々な特典があるのが Hilton Aspire Cardです。まだ紹介仕切れていないこともありますが、このカードの特典のよさが伝わったかと思います。年間費$450は高いですが、特典をうまく使えば年間費以上の価値をすぐに得ることができます。特に、Hilton ホテルをよく使う人にはこのHilton Aspire Cardはおすすめで、持っているだけで最上級会員になれます。 みなさんは Hilton 系のホテルによく泊まりますか?

© 2018 – 2020 Koji Noguchi

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