持っててよかった無料宿泊券:約$1,400の節約に成功

旅行をすると少なからず急な予定の変更がありますね。今回はすでに予定されていたニューヨーク旅行で友達の家に泊まれなくなってしまったときに、無料宿泊券を使うことで約$1,400の節約に成功した体験をシェア−します。

友達の急な出張で宿を手配することに

ニューヨークは大好きな場所で、何回も行っています。

ニューヨークのマンハッタンに友達が住んでいるので、ここ数ヶ月頻繁にニューヨークに行っては、その友達のアパートに泊まっていました。今回も同じように友達のところに泊まる予定でしたが、急遽友達の出張で彼のアパートに泊まれなくなってしまいました。

10日以内に最大4人が2泊できる宿が必要に

この連絡をもらったのは旅行の10日ほど前で、すでに航空券を手配してしまった後でした。さらに、今回は夫婦2人に加え、妻の友達2人も一緒に来ることになっていました。 妻の友達2人 もすでにニューヨークでの予定があったり、ニューヨークからの航空券を購入していたため、旅行を中止にするわけにもいきません。そのため、急遽ニューヨークで泊まる宿を手配することになりました。

今回は、最初に妻と妻の友達2人がニューヨークに行き、その1日後、私が合流する形になったので、宿は2泊、最大で4人泊まれる場所を10日以内に手配することになりました。

ニューヨークのホテルは高い

Hotels.comなどで検索すると一泊400以上するホテルしかほぼない状態。

しかし、問題はニューヨークという場所。ニューヨーク、特にマンハッタンはホテルが高いことで有名です。また今回宿が必要だった週の半ばの値段は特に高く、ビジネスホテルでも1泊$400から$500台もするところがほとんどでした。

1泊当たりの値段も高いですが、税金や Destination fee も無視できないです。ニューヨークのホテル税は14.75%と1泊$3.50。これはホテルであってもAirbnbであっても支払わなければいけない税金です。検索したときにはこのホテル税が含まれていない値段が表示されるので、約15%の税金を考慮しないといけません。

1泊あたりの値段がよくても、税金やDestination feeのようなMandatory feesがあるおかげで、最終的な値段がだいぶ上がってします。

それに加え、マンハッタンのホテルでは Destination fee という追加料金をチャージするところが増えてきました。最初は高級ホテルだけでしたが、最近は普通のビジネスホテルでもチャージされるようになりました。料金はホテルによって異なりますが、1日$15から$50までが一般的なようです。このDestination feeの問題は、最初に検索で示される料金に入っておらず、予約画面の最後に表示されるところです。つまり、せっかく気に入ったホテルが見つかっても、高額なDestination feeがチャージされることが最後なってやっとわかるので、効率よくホテルを探すことができなくなります。

この問題は深刻で、現在ホテルチェーンが訴えられています。将来的には、Destination feeやResort feeなどの不透明な追加料金がなくなることを期待していますが、それまではニューヨークでホテルを予約する上で注意しないといけない点です。

Airbnbの数も少ない

ホテルが高ければAirbnbはどうだろう?と思いますが、今のニューヨークではAirbnbのオプションは限られています。Airbnbが始まった当初はニューヨークはAirbnbのメッカで、とてもオプションが豊富でした。しかし、規制が強化され、合法的に泊まれるAirbnbの数が激減してしまいました。現在も規制強化の取り組みがなされていて、ニュースでも大きく取り上げられています

そのため、10日前にミッドタウンのロケーションで、4人泊まれてる安くて便利なAirbnbは見つかりませんでした。

こんな時のための無料宿泊券

手頃なAirbnbもなく、ホテルの料金は普通のビジネスホテルでも高い時期に旅行する必要があり、ちかも旅行の10日前に、泊まる場所を探さないといけない。こんな時に活躍するのがホテルポイントや無料宿泊券です。

今回は有効期限のある無料宿泊券を優先的に使いましたが、今回のような場合、ホテルポイントによる宿泊もありです。

Marriottの35,000ポイント無料宿泊券2枚を使う

SPGとMarriottが合併する前のタイミングで大量にMarriottとSPGのクレジットカードを作っておいたおかげで、クレジットカードの特典である無料宿泊券がたくさんあります。その中にたまたまMarriottの35,000ポイントまでのホテルに泊まれる無料宿泊券が2枚ありました。

Marriottのホテルカードには無料宿泊券が付いてくるので、今回のようなときに使うことができれば、かなりの金額を節約できます。

今回使ったのが、American Expressで発行していたSPG の個人用とビジネス用のクレジットカードでもらえた 35,000ポイントまでのホテルに泊まれる無料宿泊券2枚です。

MarriottとSPGの合併でクレジットカードも大きく変わりましたが、無料宿泊券は変わらずもらえます。

SPG のクレジットカードはMarriottとの合併で大きく変わりましたが、個人用の年間費は$95、ビジネス用の年間費は$125です。つまり極端なはなしをすると、2泊の宿泊で$220以上のところに泊まれれば、年間費分の元が取れることになります。

10日前でもAward stayの空きあり

10日前でも空きがあるホテルがあり、35,000ポイントで泊まれるところもいくつかありました。

せっかく無料宿泊券があっても、空きがなくて泊まれなかったら意味ないですね。旅行予定の10日前だったので、Award stayの空きがあるか不安でしたが、以外に部屋の空きがあるホテルが結構ありました。

どれも1泊35,000ポイントで泊まれるホテルですが、現金で支払うと1泊$500以上のものがほとんど、この値段に更にホテル税(とDestination fee)がかかるので現金で払ったらとてつもない金額になります。

注意:今回は、MarriottがDynamic pricingを導入する前に予約したので、Standard の1泊35000ポイントで2泊することができました。これがDynamic pricingが導入された後で、泊まりたい日がPeakの時期だったら無料宿泊券を使うのは難しかったかもしれません。

約$1400の節約に成功

4人泊まれるようダブルベットが2つある部屋をチョイス。

いろいろと探した結果、ミッドタウンで、駅にも比較的近く便利なMoxy Times Squareに無料宿泊券2枚を使って宿泊することに決めました。

ポイントや無料宿泊券を使うとわずか$7。
同じ条件でも現金で支払うと約$1500!

無料宿泊券を2枚使うことで、$7の支払いだけで済みました。 もし現金で払うのであれば、2泊でトータル約$1,400払わないといけなかったので、無料宿泊券を使うことで、$1,409近くの節約に成功しました。 仮に無料宿泊券を得た2枚 のクレジットカードの年間費の合計$220を考慮しても、$1,200の節約になります。これは大きいですね。

これは現金では決して泊まれない高級ホテルではなく、「リーズナブル」なホテルの宿泊なので、$1,400という節約はもし無料宿泊券がなかったら現金で払わなければいけなかった金額です。そういった意味でも今回は無料宿泊券に救われました。

若者向けのブランドMoxyに決定

比較的新しいホテルで、今時のシンプルなデザインが特徴的です。

Moxyブランドは、今どきでおしゃれなつくりになっていてMillenniumの世代をターゲットにしています。部屋はとても狭いですが、共有スペースが広いのが特徴的です。

個人的にはホテルの部屋が狭くてもそんなに気にならないのですが、Moxyブランドは 上級会員の特典が乏しいのでなるべく避けるようにしています。 例えば、私はプラチナ会員ですが、無料の朝食も無ければ、ラウンジもありません。

ただ、今回はホテルのバーで使える食事券を宿泊中$60もらえたので、4人分の昼食をほぼタダで食べることができました。あと、プラチナ会員の特典である4 pm チェックアウトも活用しました。(このときに悲劇がおきるのですが、その話はホテルレビューの記事で。)

まとめ

今回は無料宿泊券に救われました。友達の急な出張で少し焦りましたが、いいホテルが見つかってよかったです。便利な立地で夜中に帰ってきても大丈夫。妻の友達も大満足。$1,400の節約で家計にも優しい。とても満足する結果になりました。

あなたが無料宿泊券やホテルポイントがあってよかったと思った瞬間はなんですか?

© 2018 – 2020 Koji Noguchi

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